スクールダイアリー

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2021年度がスタート ~着任式・始業式・入学式~

 

着始業式始業式入学式

     着任式・始業式             入学式

 

4月8日(木)から2021年度がスタートしました。

4月8日(木)には、新2・3年生が登校し、着任式・始業式が行われました。着任式では、山本 周男 新校長をはじめ6人の先生方の紹介がありました。続いての始業式では、校長先生からの新年度スタートに向け激励の挨拶がありました。

4月9日(金)には、PTA副会長の久木様、北海道カトリック学園から品田様を来賓に、入学式を挙行し、新入生149名が藤星の仲間入りをしました。今年度で、1年から3年までが同じ制服で登校することになります。合計400人で新年度がスタートします。どうぞよろしくお願いします。

3月31日(水)2020年度を終えて

 

2020年度最後になります。次年度は入学者が149名の予定です。男子も33名です。割合としては女子が圧倒的に多いですが、男子生徒も存在感が充分にあります。私は今年度で退任しますが、明日から2021年度、藤星3年目です。新しい校長先生のもとで発展してくことをお祈りいたします。藤の精神、マリアの星の藤星高校をこれからも宜しくお願いします!!!

 

 

3月3日 第66回卒業式 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の卒業生たちは、旭川藤女子高等学校の最期の入学生でした。2017年の11月に共学化と法人移管(藤学園から北海道カトリック学園に学校法人が代わる)が発表された時に中学3年生でした。そのときの学校の転換期でも、本校を選んで入学した生徒たちです。また、新型コロナウィルスによって最後の学校祭や体育祭が出来なかった生徒たちでもありますが、悲嘆に暮れることなく前向きに物事に取り組みました。ダイアリーのバックナンバーで紹介した行事などの多くが、卒業生たちによってつくられました。今までのように逆境を乗り越えた経験は、今後の人生の中で知恵や思いやりとなっていき花開くものと思います。藤として藤星として、思い出とともに学校生活で得た事を糧にしてほしいと願います。ご卒業おめでとうございます。

 

2月26日 予餞会

 

 

 

 

 

 

卒業式を前にした餞(はなむけ)の会という事で恒例の行事ですが、昨年は休校のためできませんでした。会場の体育館が密にならないように、1,2年生は別会場でオンラインでつないで参加しました。同じ場所に居ても居なくても、お互いに楽しめるように生徒会が工夫を凝らして、企画・準備してくれました。笑顔、涙と思い出に残った予餞会になったと思います。

 

 

 

 

2月16日 一般入試

 

とにかく今年は、新型コロナウィルス感染防止のために、様々な工夫が求められました。旭川の私立高校では、一般試験実施日の前に3日間校内を空けるなど、感染防止に努める対応をとってきました。

当日は、風雪が激しい天候の状況ではありましたが、ほぼ問題なく受験生は試験と面接にのぞめたのではないでしょうか。午後の面接が終わった受験生から下校しましたが、朝の緊張の面持ちと違って安堵の笑顔で帰っていきました。

 

 

 

 

 

 

2月9日 対談企画、看護師と医学生

 

新型コロナ禍の中で、大変ご苦労されている医療従事者や医学生と対談する企画が1年生でありました。当日は、本校の卒業生でもある旭川医大看護師の坂口さんと、医大生4年の菊池さんが来校しました。対談を通して進路への熱意を燃やした生徒、真剣に考えた生徒など、さまざまなリアクションがあったと思います。貴重な対談の機会が得られたことに感謝し、それぞれの学習のモチベーションアップにつながればと願っています。

 

 

 

 

 

1月19日 コピーライターによるワークショップ

 

 

 

 

 

 

1年生の総合学習の時間に、札幌にある広告会社、株式会社インプロバイドのコピーライターである池端宏介さんをお招きしたワークショップを行いました。

オンラインやメールなど、ネットワークによる言葉や情報のやり取りは、社会で生きていく中で不可欠なものになっています。言葉の使い方ひとつで、人を傷つけもすれば、励ましにもなります。そのような言葉の効果の実践者であるコピーライターのアドバイスを受けて、かなり勉強になったのではないでしょうか。この時間で生徒たちが、言葉の使い方そのものに対する「気づき」を得られたように思いました。

 

 

 

 

 

1月16日 英語劇

 

 

 

 

 

年も明けかなり遅くなりましたが、ダイアリーの再開です!

例年12月に行っていた英語劇でしたが、今年はコロナの影響もあり、1カ月延期しての発表となりました。感染防止を考えて広めの会場とし、出演者もマスク着用で演じることになりました。

「リバイバルサーカス」というタイトルですが、バラバラで一体感がなかった団員たちが、一致協力してショーを成功させる物語でした。お互いが協力できるようになって本番を迎える直前に、世界中に蔓延するウィルスで公演ができなくなります。それでも団員たちは無観客でショーを楽しみ続けるのです。

サーカス小屋に見物客が、一人また一人と増えていき、暗く落ち込んだ社会に光を灯し続けるように団員たちは演じ続けるのです。

ULコースの英語劇は、企画、脚本、演出と全てオリジナルです。実際に2年生たちが新型コロナウィルス蔓延でニュージーランドからの帰国を余儀なくされた経験を物語にしています。全員が舞台演出やナレーションで活躍できるようA・Bの二つのチームで演じたところも見どころだったと思います。逆境をバネにする生徒たちのたくましさに勇気をもらいました!

 

 

12月17日(木)クリスマスお喜びの会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナ感染拡大の状況を受けて、今年のクリスマス行事は、各教室をオンラインでつないだ分散型で実施しました。皆が同じ空間で「クリスマスお喜びの会」を祝うことが叶いませんでしたが、生徒の皆さん、クリスマスの雰囲気は味わえたでしょうか。

今年は、キリスト生誕の物語を生徒の有志が演じ、ピアノやサックス、グロッケンなどの楽器の演奏も交えておこないました。それぞれの役割を担ってくれた生徒の皆さん、ありがとうございます。また、オンラインという異例の対応に、見えない苦労もたくさんあったと思います。多くの支えがあって成し遂げられたクリスマスお喜びの会だったと思います。スタッフの尽力に感謝しています!最後に、例年は皆でケーキを食べますが、今年は焼き菓子の持ち帰りでした。おいしく食べましたか?

さて、「お喜びの会」というネーミングは、旭川藤女子高等学校時代の伝統を引き継いでいます。クリスマスを迎える待降節の期間に、心(精神的)・物(物質的)な準備を実行して、待降節に学ぶことが教育の中で大切にされてきました。待降節に他者に奉仕するなど、実践し努力して待降節を学び、最後にクライマックスであるクリスマスに共に喜ぶことに由来しているようです。(本校創立五〇周年記念誌「クリスマスお喜びの会」から参考)

本校の今年のクリスマスの行事は終わりましたが、クリスマスを待つということは、単なる時間の経過を待つのでなく、目標を完成に向かわせるプロセスを味わうことだと思います。精神的にも物質的にも達成を喜ぶなかで、クリスマスの行事は一人ひとりの心の中に刻まれていくのです。「お喜び」の意味にはそのようなものがあると思います。

12月15日(火) 全校集会アドヴェントの話から②

 

クリスマスの物語であるイエス誕生の話は、新約聖書のマタイとルカの二つの福音書に登場します。お母さんのマリアが天使ガブリエルからお告げを受け、赤ちゃんを身籠った奇跡の出来事が書いてあります。お告げの場面は、皆さんが宗教の授業で習ったアヴェ・マリアの祈りの言葉です。「恵みに満ちた方、主はあなたと共におられます。あなたは女のうちで祝福され、ご胎内の御子イエスも祝福されています・・・」という前半の部分になります。救い主イエスの誕生は、神様から与えられた恵みとして語られています。

実は、アヴェ・マリアの祈りは、クリスマスと大変つながりが深いのです。オペラでも有名なグノーのアヴェ・マリアなどの曲や歌がその場面のイメージなのでしょう。それをイメージすると、神聖な雰囲気を感じることができるのではないでしょうか。今年の本校でのクリスマスお喜びの会では、そのような場面も含め、有志の皆さんに演じてもらう予定です。

聖書を読むと、クリスマス物語には、臨月を迎えたマリアが、人口調査のために夫ヨセフの故郷まで旅をする物語や、星の行方を追って東方の三博士がイエスを訪れる物語、また、貧しい羊飼いたちが天使に導かれて救い主の誕生に招かれる物語など、色々な物語がバラエティにあります。それらの物語は、それぞれの登場人物たちの「信仰」に結びついています。

さて、クリスマスは毎年繰り返され、同じように感じます。一方で私たちは日々成長し、変化しています。本校でも今年もクリスマスを迎えます。新型コロナ禍の中でいつもと違いますが、成長する私たちに必要な何かを発見出来たらと願っています。それは、マリアが天使ガブリエルからお告げを受けて、自らの運命を受け止めた決意のように、私たちにも何かに心に決める気づきとなるかもしれません。受け止めたマリアの言葉を「Let it be」と言う人もたくさんいます。運命を受け止めて、前向きに前進する勇気が、私たち一人ひとりに与えられますようにと願います。コロナ禍であるからこそ、なおのことそう願います。

明後日のクリスマス行事で、皆さんが感じて学んだと実感すれば幸いに思います。来週の金曜日から冬休みとなりますが、残り一日一日を大切に丁寧に過ごしましょう。

(写真は、2008年撮影のものです。)