スクールダイアリー

2月4日(火)大雪で在りつつも立春と成り

 

《全校集会にて校長挨拶より一部》
本日は、二十四節気の一つ「立春」です。暦の上では春の始まりですが、真冬のイベント旭川冬まつりもこれからなので、実感は難しいでしょう。
昨日は、節分でしたが、学校でも日本の伝統行事を学ぶということで、豆まきを行いましたね。節分も立春と同じく季節の区切りを意味しています。まだまだ寒い日が続きますが、今日から春が始まるということです。
ところで、皆さんは、白樺の樹液を飲んだことがありますか?少し白く、ほんのり甘みがあります。道の駅などに売っていますが、私は近くの農家の人が採取したものをいただいて飲んだことがあります。樹液は、冬から春にかけて、白樺の樹が水をたくさん吸い上げていく頃に採るそうです。立春の頃はまさに、樹木が勢いづき、大地の水分を、どくどくと、吸いあげているということです。それを思うと、白樺の樹は次の準備をして成長を始めています。白樺の元気を少しいただきました。
さて、昔の人々が定めた二十四節気という暦は、自然と共に生きて身に付けた暮らしの変化を示しています。自然の流れに従った人々の暮らしや文化もそこから生まれて今にあります。お汁粉に入っている小豆は、豆の一種ですが、デトックス効果があるそうです。冬の間の溜まった体の毒を出す働きがあるそうです。伝統的な食べ物などは自然の理にかなったものが多いようです。旬を見定めて、自然の力を、体に取り込んで、力を得る。暦と自然の流れと食べ物をつなぎ合わせて話してみました。
自然の理にかなって動いていくことが、体的には心地よいのかもしれません。規則正しい生活を送ることも一つあげられることでしょう。皆さんのこれからの行動にプラスになれば幸いです。「立春」と成りました。参考にしてみてください。

この季節、体の抵抗力・治癒力を高める生活を心がけてほしいと願った朝礼の言葉でした!