2018年10月の記事一覧
10月17日(水)旭川藤幼稚園の秋
秋も深まってきました。本校正門の横の緑地の木立も色づき、枯葉となって地面に舞い降りて来るようになりました。
写真は先週の撮影になりますが、同じ敷地内の旭川藤幼稚園の園児たちが2列に並んでこの広場にやってきました。
同幼稚園は、大規模小売店舗の林立するこの地域にありながら、園児が自然のものと直に触れ合うことを通じて得られる機会をとても重視しています。
みんなで歓声をあげながら、落ち葉を踏みしめる感触を確かめて走ったり、歩いたり、落ち葉を集めてはパッと放り上げたりして大いに楽しんでいました。
本校の生徒は、幼稚園の厚意で、コースによって異なりますが、年に1~2回、クラスごとに幼稚園訪問を実施しています。
2回目の訪問があるクラスは、1回目の訪問で得たことをもとに、2回目の交流会の内容を生徒自らがプランニングして交流して来ます。
自ら体験して、それをもとに考え、実践するという取り組みを、本校は幼稚園訪問においても実践しています。
園長先生のお話によると、園児たちはこの高校生のお姉さんたちの訪問を楽しみにしてくれているとのことで、来年度以降はお兄さんたちも来てくれるようになると喜んでくれているとのことでした。
高校生に学びや発見の機会と出会いを与えてくれる“小さな先生”たちには、微笑みのうちに感謝、感謝です。
10月16日(火)マリア院解体
マリア院(修道院)の解体が進み、今朝の段階で建物は形をとどめず、がれきの山になっていました。向こうに見える建物は、旭川藤幼稚園の園舎です。
新年度からの経営移管、校名変更、男女共学を前に、マリア院の解体が名残惜しいと言えば、後ろ向きにも聞こえます。しかし、人は歩んで来た道をしっかりと振り返ることで、新たな道を歩む力強い第一歩を踏み出せるように思います。
解体されたマリア院の建物は、かつての寄宿舎の一部でもありました。寄宿舎を閉じるに際し、その銘板は取り外され、クサベラ館に保管されています。
同じくこのマリア院の銘板も取り外した上で、同じ場所に保管しました。この寄宿舎で過ごした高校時代の日々、お世話になったシスターを思い出すよすがとなりますようお祈り致します。
今朝は全校朝会がありました。すでにこのスクール・ダイアリーで紹介した各大会の賞状伝達のほかに、高文連全道弁論大会の課題の部、自由の部でそれぞれ1名の生徒が優秀賞を得ましたので、その賞状伝達も行いました。
この大会の上位3名は全国大会に出場することができます。この2名の全国大会での活躍にも期待したいと思います。
10月15日(月) 体育の授業の1コマ
体育館での授業風景をふとのぞいてみると、体操の授業が行われていました。生徒がファイルに挟んだシートをもって担当教員の説明を聞いています。
聞いていると、この体操授業の時数、運動内容の到達目標と評価の観点など、シラバスに関する再確認の説明でした。
その上で各自の得意・不得意を考え、平均台とマット運動それぞれにかける各自の練習時間の配分と現段階の各自の技量を踏まえ、それにあった練習内容を考えて、それを記入するように促していました。
その作業が済んだ生徒から、各自の練習を開始していました。
行事はもちろん、学習においても、本校はこれまでも生徒が主体的に学ぶ授業づくり、生徒が自ら考える授業づくりに取り組んで来ました。
その取り組みは大学受験関連の5教科だけではなく、その他の教科にも及んでいます。ICT 機器の活用についても同様で、体育館での体育の授業にも普通に活用されています。
10月12日(金)スポーツの秋
外の仕事に出ると、「藤高と言えば、バスケットボールが頑張っていますよね」と言っていただくことが多々あります。
今回の選手権大会旭川地区予選(秋季大会)では、離れ離れになって久しく1年が過ぎていた優勝旗と優勝杯、賞状を持ち帰って来てくれました。
選手の日々の努力や顧問の先生のご指導の賜物と心から賛辞を贈ります。賛辞と言えば、この部の日ごろの活動全般に惜しみない賛辞を送りたいと常々思っています。
練習に打ち込む姿のほかにも、校内外の様々な場面で奉仕する姿、定期試験前には練習が始まるまでみんなで集まって試験勉強する姿などを目にすることがあります。
よく目に触れるところでは、校内では学校行事や生徒会行事の設営・運営・撤収の手伝い、校外では野球の北北海道大会での入場行進のプラカード持ちなどの手伝いなどがあげられるでしょうか。
廊下などで会うと、いつも清々しい挨拶をしてくれます。学力を育むのは当然として、他者への思いやりの心を育むなど「心の教育」を根幹に据えているカトリック・ミッション校にふさわしい部だと思います。
この後、全道大会へと駒を進めますが、生徒も教職員も、そして他のすべての本校関係者も応援しています。健闘をお祈りします。
10月11日(木)勉学の秋、芸術の秋
今週は、週明けから職員室の校長デスクにたくさんの「ペーパー」や「モノ」が並んでいました。写真は本校が当番校をつとめさせていただき、今月2日に行われた高文連道北地区高校英語弁論大会の楯です。
第1位から第3位までの入賞者が全道大会への出場権を獲得できる大会ですが、本校からは3名出場し、第1位と第3位に入賞し、この2名が全道大会への出場権を獲得する結果となりました。
また、同5日には高文連全道高校美術展・研究大会において、本校美術部2名の共同制作になる陶芸作品が全道優秀作品に選ばれ、全国推薦作品として総文祭の美術・工芸部門に出品されることとなりました。
本校生徒の日々の努力が、「収穫の秋」にこのような素晴らしい実りをもたらしてくれた恵みに感謝したいと思います。