2022年10月の記事一覧
【2学年 被爆者講話実施】
10月25日(火)6校時、2学年特進コース・進学コースが合同で「被爆者講話」を行いました。
両コースは、11月15日(火)から19日(土)の予定で関西・広島方面への修学旅行を予定しています。その行程で広島の原爆ドーム・平和記念公園を訪れることから、事前研修として実施したものです。
この日講話をして下さった木村一夫さん(81歳)は、現在は札幌に在住し、5年前から北海道内の学校を回り、語り部を続けているとのことでした。
木村さんは、1940年に千葉県松戸市で生まれ、1945年の東京大空襲のことは「江戸川を挟んで見える東京の空が真っ赤に染まっていた」ことを幼いながらも鮮明に覚えているとのことでした。その後、お父様の仕事の関係で広島に転住し、その年の8月6日に爆心地からわずか1.6キロにある自宅で被爆されました。
たまたま自宅内で朝食をとっていたことから命は助かったものの、二度目の原爆が投下されることへの恐怖、顔や身体中にやけどを負い血が噴き出した人の姿、髪が次々と抜けて丸刈りになりあっという間に亡くなる人たち、微熱と高熱が続く中での命の不安などについて、自らの体験を基に話して下さいました。
最後は、「私は被爆を乗り越え、生き抜くことができた。しかし、誰にも二度と同じ目にあって欲しくない。だから核の恐ろしさと、戦争の無意味さを伝えていく。次の世代の皆さんは、戦争をしないために何をしなくてはならないか、戦争について語り合い、深く話し合える人になって欲しい。戦争とは何かを考えてほしい。自分とは何かを考えてほしい。」と講話を締めくくりました。
2年1組山下結愛さんが、「戦争の残酷さを知ることができた。何気ない日常を一瞬で奪ってしまう原爆の恐ろしさを胸に刻み、私たちも何ができるか考えていきたい。」とお礼を述べ、この日の「被爆者講話」を終了しました。
【3年1組 体験報告会】part3
9月14日(水)7時間目、3年1組で行われた夏季休業中の体験報告会Part3です。
今回はインドネシアの国際農業開発基金(IFAD)でインターンシップ体験をした下村玲華さんの発表です。
下村 玲華さん 【インドネシアでのインターンシップ体験について】
私は7月初めから8月半ばまでの約1ヶ月半をインドネシアで過ごしました。
7月中は国際農業開発基金(IFAD)でのインターンシップに励み、実際に働く職員の方々から様々なものを学ぶことができました。インドネシアでのIFADの歴史や進行中のプロジェクトについてなどの資料を読み込むことは勿論、所長さんや職員の方々の話を聞かせていただいたり、会議を傍聴させていただくこともありました。
これまでは、学校外で仕事の話を聞く機会はあまりなかったのですが、職員の方々の仕事に対する意気込みや日頃大切にしていることなどを聞くことができ、自分の将来像についても具体的に考えるようになりました。オフィス以外でも、父の出張に帯同する形でバリ島のG20関連のイベントを傍聴し、シュタイナーUNDP総裁ともお話しをすることができました。最後には、私自身がIFADの活動を分析し、IFDAの皆さんの前でプレゼンする機会にも恵まれ、私自身の将来の選択肢を広げてくれるとてもいい経験になりました。
今回の経験はとても充実した、将来への準備と投資になったと思います。今後、どんな道に進んでもこれらの経験や学びを活かし目標を達成できる人間になれるよう、残りの高校生活も意味のあるものにしていきたいと思います。
シュタイナーUNDP総裁と、バリ島で じー20イベント会場で IFADオフィスでプレゼン、イヴァン所長と インドネシアの日本食料理店で、所長と
ココナッツを食べる下村さん ガムランを試しに鳴らしてみる下村さん
【留学生Elisa Caverzasiさん帰国】
藤星高校には現在、AFS留学生が3名在籍しています。
この中の一人Elisa Caverzasiさんは、AFS留学生として今年5月に来日し、藤星高校への通学を始めました。2年6組(ULコース)で学び、今週で5ヶ月間の留学を終え、イタリアに帰国することになります。
Elisaさんは、「藤星高校では、多くの生徒と交流ができたことが嬉しかった。授業の他に皆さんの協力で日本語の勉強ができてとても充実した留学期間でした。一番の想い出は7月の学校祭で “ミス藤星” に選ばれたこと。その他にも、藤星高校で取り組んだいろいろなことが思い出として心に残っています。藤星高校の皆さん、これからも勉強頑張って下さい。」と話してくれました。
イタリアに帰国後は、来年6月に高校を卒業した後、1年間デンマークでさらに英語を勉強する予定だそうです。その後は再度日本に来日し、大学の英語コースで学ぶことがこれからの目標ということです。
この期間、一緒に藤星高校での生活を送ったAkbar Fawzi 君、Pariya O-shi Bunrod さんからは「私たちこのことを忘れないで、これからも日本語の勉強頑張って!」と、エールが送られていました。
左から Elisaさん Akbar君 O-shiさん 全校集会で挨拶する Elisaさん
【自転車防犯診断実施】
10月13日(木)、旭川中央警察署生活安全課と本校生徒指導部、ボランティアサークル”マリアガーデン”の生徒7名が、本校生徒の自転車防犯診断を行いました。
診断に参加した生徒たちは、駐輪している全ての自転車を点検し、「・防犯登録がない ・鍵がかけられていない ・ツーロックにしていない ・駐輪場を利用していない」などの項目に当てはまる自転車に対し、注意喚起を促すカードを取りつけました。
すべての自転車の診断を終え、生活安全課の方からは「ツーロックにしていない自転車が多く見受けられたこと、防犯対策をすることが生徒が被害者になることを防ぐことなり加害者も生み出さないことに繋がる」ことなどのお話がありました。
この防犯診断は警察署の方の呼びかけで行ったものですが、参加した生徒たちは改めて防犯対策の大切さを実感していました。
【 弁論部2名が全国大会出場決定! 】
10月13日(木)・14日(金)の両日、帯広市のとかちプラザで第66回全道高校弁論大会が行われました。
本校からは2名の生徒が出場しましたが、課題の部で1年生佐藤葵さんが優良賞、自由の部で2年生室田真夢君が優秀賞を獲得し、両名とも全道弁論専門部より全国大会に推薦され、それぞれの大会への出場が決定しました。
弁論部顧問の目加田飛鳥先生は、今回の大会を振り返って「取材・活動・原稿と向き合った期間、そして苦労した発声練習。この積み重ねあっての成果だと思います。しかし、まだまだ甘い部分もあり、今後の努力も求められます。『自分の言葉に責任をもって発信する』弁士の志を忘れず、弁論部一同引き続き頑張ってまいります。」と新たな決意を語ってくれました。
全道大会結果報告
【課題の部】課題:「生まれる」
優良賞(4位)佐藤 葵 (1年生)
全国大会 「第67回文部科学大臣杯 全国青年弁論大会」
場所:宮城県仙台市 太白区文化センター
日程:2022.11.19(土)~11.20(日)
【自由の部】
優秀賞(2位) 「四〇分の一のマリス」室田真夢(2年生)
全国大会 「2023 かごしま総文祭 弁論部門」
場所・日程:未定
左から 有澤文孝君、室田真夢君、佐藤葵さん、三坂悠生さん(表彰式会場にて)
【今季5度目の地区優勝達成!】女子バスケットボール部
10月8日(土)~10日(月・祝)の日程で、令和4年度旭川支部高等学校バスケットボール秋季大会が行われ、本校女子バスケットボール部が優勝するとともに、2年生小島三奈さんが最優秀選手賞を獲得しました。
2年生キャプテンとして出場し、最優秀選手賞を獲得した2年生小島三奈さんは、「自分のプレーでは上手くいかない部分もあったが、声で皆を引っ張ったり、チームの雰囲気を良くしたりすることで勝利に貢献することが出来たので、キャプテンとしての役割は果たせたと思う。これからは自分で点を取ったり、ディフェンスで相手の流れを止めたりするプレーでチームを引っ張って行けるように頑張りたいと思う。」と力強く語ってくれました。
女子バスケットボール部は、これまで今季出場した旭川地区の高校生の大会をすべて制し、いよいよ昨年に続く全国大会出場を目指して、11月のウインターカップ北海道大会に臨むことになります。これからも皆さんの応援をよろしくお願いします。
今大会のスコアは以下の通りです。
2回戦:84-30 旭川実業
準決勝:93-39 旭川商業
決勝 :76-50 旭川龍谷
優勝:旭川藤星高校
最優秀選手賞:小島三奈(2-3)
【PeerTalk Proiect】
10月6日(木)、教育学生団体「Palette」代表の宮坂舞花さんをお招きし、PeerTalkProjectを実施しました。各クラスの実行委員を中心に「性」に関わるテーマを設定し、授業を通してそのテーマについて考えを深め、自身の生き方に活かしていこうという取り組みです。
9月~10月は、 2・3年生のクラスを中心に授業を行っていただいています。
9月15日には、「ジェンダー・LGBTQ」「性暴力」「健康的な人間関係・デートDV」を、
10月 5日には、「若者の性事情・避妊法」「男女の友情は成立するのか」 というテーマで授業をしていただきました。
どのテーマにおいてもお互いの考えをシェアしあいながら、自身の性や生き方について深く考えさせられました。(この授業に関わった先生も同様の思いをもったようです。)
どう生きたいのかも大切、相手とどう関わっていくかも大切。性を大事にするということは、相手を尊重し、自分自身の生き方を大切にするということ。生徒はこういった考えが人生において必要なことだと改めて実感出来たことと思います。
【3年1組 体験報告会】part2
9月14日(水)7時間目、3年1組で行われた夏季休業中の体験報告会の第2弾となります。
今回は東京でのサマースクールに参加した高橋葵さんの発表です。
高橋 葵 さん 【HLAB Summer School 2022 TOKYO (東京都)】
私は東京で行われた1週間のサマースクールに参加しました。海外や日本各地から集まった同年代の沢山の人たちと関わり、自分の夢・価値観・今までの経験などについて、様々なことを共有し合うことが出来ました。
このサマースクールでは、自分の思いを正直に言葉にしながら話すこと、それを批判をすることなく素直に耳を傾け合うことの出来る環境がありました。そのため、普段の生活の中では感じることの出来ない特別な雰囲気の中で、私自身の変化も多くありました。また、今まで育ってきた環境や得た経験が異なる人たちが集まるからこそ、自分とは違う沢山のものの見方や感じ方にも触れることができました。多様な思いに刺激を受けながら、自分自身について深く見つめ直すことの出来る素晴らしい機会でした。
私は、新しい環境の中での1週間を過ごしきれたこと・貴重な経験を積めたことを自信にしながら、これからも人との関わりを大切にして成長していきます。そして、次またここで出会った仲間に会う際には、今よりも成長した姿で胸を張っていられる自分になりたいと思います。
有名な盆踊りの先生に教えて貰いました。 盆踊りの企画の写真です。
初日に行われたこの企画で緊張もほぐれ、 ここに写る沢山の人たちと関わり、一緒に様々な経験をしてきました。 楽しい時間を過ごすことが出来ました。
企画を通して学んだことや感じたことを、グループごとに 宿泊施設の周辺を散策して、グループで1つの地図を作りました。 英語で発表しました。お互いに上手く出来ない部分を支え グループのメンバーと色々な話をしながら活動ができ、より仲が 合いながら、ポスターや原稿を作り、発表を行いました。 深まりました。
最終日の閉会式後の写真です。1週間、沢山の経験をして多くのことを一緒に感じた仲間と別れるのは、すごく名残惜しかったです。 最後まで、沢山の人と素敵な思い出を作ることが出来ました。
【3年1組 体験報告会】part1
9月14日(水)7時間目、3年1組では夏季休業中の活動について、3名の生徒が体験報告会を行いました。
中嶋日菜さん・・・カナダトロント大学での短期留学
高橋 葵さん・・・東京でのリーダー研修会
下村玲華さん・・・インドネシアでのインターンシップ体験 についてです。
1人15分間という限られた時間の中でしたが、写真や動画などを豊富に使い、各自が体験したこと、そこで感じたこと、これからの自分のことなどついて丁寧にプレゼンをしました。クラスの生徒たちは、クラスメートの様々な体験から自分なりの考えや、今後の取り組みなどに思いを馳せていたようです。
各発表の骨子を3回に分けてお伝えします。今回はカナダでの短期留学を体験した中嶋日菜さんの発表です。
中 嶋 日 菜 さん University of Toronto Summer Academy (カナダ)
私は夏休み期間中に藤星高校が主催したカナダトロント大学への短期留学に参加しました。
カナダ留学では、トロント大学主催のサマープログラムに参加し、世界中から訪れた他の留学生と約3週間を共に過ごしました。この留学では、文化や常識の違いに触れ、多くの刺激を受けることができたため、これまでの限られた視野や価値観を大きく広げさせてくれるものとなりました。
私にとって初めての海外留学でしたが、日本語が通じない中、英語のみで乗り越えられたことは、自分への自信に繋がったと感じています。同時に、今後の自分自身の課題に気づき、新たな夢を抱くきっかけにもなったため、コロナ禍ではありましたが、留学という貴重な経験ができたことは人生の大きな糧になったと確信しています。
①スクールバス(これに乗って移動した)②オンタリオ湖付近の街並み ③ナイアガラの滝
④カナダのお土産屋さん ⑤トロントの小さな道路(奥にあるのがCNタワー)⑥メジャーリーグ ⑦カナダのテレビ放送