スクールダイアリー
2月5日(火)積雪による交通障害
この日の旭川は雪がたくさん積もって登校が大変でした。ただでさえ3年全クラスとUL1年が登校していないのに、雪害で登校できない生徒もいて、とても少人数の全校朝礼となりました。
今回の全校朝礼は、奇しくも日本二十六聖人殉教の記念日に重なりました。聖パウロ三木をとりあげて、「ゆるし」をテーマに、校内での良好な人間関係を築き上げて行きましょうという話がありました。
全校朝礼後の体育館では、班別にダンスの試験が行われていました。寒い朝でしたが、笑い声を響かせながら、みんな元気に演じていました。
2月4日(月)立春の日の「雪の聖母」
2019年も立春を迎えました。東アジアの温帯モンスーン気候に合致している、いわゆる「旧暦」ではこの日から春ということになっています。
とはいえ、この日の旭川は風もあって極寒の雪模様…。校舎の廊下の突き当りの窓の向こうには、円山応挙の「雪松図屏風」を思わせる立派な松の姿が見えました。寒さに耐えて立つその姿は神々しくさえあります。
そのそばに白い御像が立っています。雪が積もり過ぎです。昭和風にいうと「ジャミラ像」、平成風にいうとドレッドヘアの「MISIA 像」かと見紛うばかりのこの御像…。
いえいえ、そんなはずはありません。いつもクサベラ館を訪れる人々を迎え入れてくださる、雪のように純白な御心のマリア様の御像です。
草木が一斉に芽を吹き、花を咲かせる聖母月(5月)までは、まだ3カ月もあります。それぞれの素敵な春の到来を心待ちにして、まだ続くこの冬の純白の風景を愛でながら、健康で明るく過ごして参りましょう。
2月1日(金)普段の授業風景から
授業時間中に教室前の廊下を通ることがたまにあります。すると、特別な日の、特別な授業でもないのに、何やら楽しそうな授業が行われているのを目にすることがありあす。
この日、ふと立ち止まって引き戸のガラス越しに撮った写真です。担当の先生を見るに保健の授業です。生徒の様子を見ていても、机上の作業を見ても、何やらずいぶん楽しそうです。
男女に出会いがあって、結婚して、妊娠して、出産してと、家庭が築かれて行くプロセスと、要所要所で求められる選択や意思決定をフローチャートにまとめているのかなと思いながら、しばし覗いていました。
「アクティブ・ラーニング」という言葉が多用されるようになりましたが、要するにこれは「グループ・ディスカッション」の成果をまとめ上げている「グループ・ワーク」の授業実践のようです。
この先生は、グループ学習をしている時、いつもニコニコの笑顔で各グループを巡回し、生徒の質問を受け、生徒に声を掛けています。外は寒い冬ですが、何だかほっこりとアツい?学校生活の1コマです。
1月31日(木)1月の終わり
1月の最終日です。今日は旭川市北部で雪のためにJRの運行にも支障が出て、JR通学の生徒の中には下校時間を繰り上げた人もいました。まだまだ厳しい冬は続きますね…。
推薦入学受験者のみなさんには、結果通知書が届くことでしょう。寒い冬の中にあって一足早い春の兆しですね。4月から学校生活を共に過ごせることを、教職員も生徒も楽しみに待っています。
写真はグラウンドの奥に除雪車が積み上げた雪山です。大雪連峰の山並みには到底及びませんが、そのミニチュアくらいは作れそうな感じです。
最後の試験を終えた3年生は、本日から家庭学習日となります。それぞれにすばらしい春が到来するよう、あともう少し耐えて最後までがんばってくれるよう祈っています。
1月29日(火)旭川藤幼稚園の卒園制作
この日は、同じ学校法人のもとで交流のある旭川藤幼稚園の年長組25名とそのお母さんたちが来校しました。本校の美術の先生の制作指導を受けながら、卒園記念制作として陶芸に挑戦するためです。
作っていたのは、マグカップのようでした。短い時間しか様子を見ることはできませんでしたが、親子で一緒に作業する様子がとても微笑ましく、何とも心が和みました。
「出来上がったカップは、これから乾燥させて焼くので、1カ月くらいかかります。中には空気が入っていると窯の中で爆発してしまうものもありますよ。」と聞いて、園児たちはとてもびっくりしていました。
このカップをみたときに、藤幼稚園でたくさんのお友達と楽しく過ごした日々が鮮やかによみがえってくれるといいですね。
1月28日(月)インフルエンザ警戒中!
さて、週が明けました。本校では3年生最後の定期試験を実施中ですが、世間ではインフルエンザが流行しているようです。かく言う藤高においても、ちらりほらりと罹患する生徒が増えて来ているところです。
受験シーズンですので、罹患しないように、また罹患してしまった生徒は早めに完治してくれることを祈っています。写真は、この夏にリフォームされた生徒玄関ホールに備え付けれている消毒用アルコールです。
どうか藤高の生徒に悪いウィルスや黴菌の類が寄り付きませんように…。みなさまもご家族も、どうぞお気を付けください。
1月25日(金)2019年度推薦入学試験
この日は本校の推薦入学試験が行われました。天候にも恵まれて日程に混乱もなく、受験者全員が面接を済ませることができました。
受験生のみなさんはもちろんのこと、付添いの保護者の方、また引率の先生方も寒い中、大変にお疲れさまでした。
“冬来たりなば春遠からじ”…受験生それぞれに素敵な春が到来することをお祈りしています。
1月24日(木)2019年度推薦入学試験の準備
思っていたほどに天気も荒れることなく、どうやら明日の推薦入学試験はつつがなく実施できそうで一安心です。
この日は、推薦入試準備のため、会場設営後に生徒は放課となり、部活動もお休みとなりました。準備のできた校舎内は静まり返っています。
案内掲示に、女子トイレに加えて男子トイレの表示があるのがとても新鮮な2019年度入試です…。
1月23日(水)UL1年NZ留学出発!
この日は、天気予報では晩から北海道は大荒れと言っていましたが、空と雪がまぶしいほどに晴れ上がりました。いよいよUL1年がニュージーランドに出発する日です。本当に絶好の出発日和となりました。
生徒の最後の1人が正午ころに無事に到着、空港まで送りに来られた保護者の方々に周りを囲まれて短い出発式を行いました。毎年度のことですが、NZ留学は3カ月もの長期間に及びますので、彼女らは留学中に越年度し、帰国した時には2年生になっています。
加えて、今年度は帰国すると校名が変わっていて、新制服を着た男女の後輩たちと出会うことになります。
出発式のあと、生徒たちは2階の手荷物検査のゲートに並び、1人また1人とゲートを通過して行きます。その生徒たちを、保護者は見守り、手を振り交わし、スマホで撮っておさめと、それぞれに見送ります。
すべての生徒がゲートをくぐり抜けたことを確認し、ちょっと経ってから3階の展望台に行ってみると、10人ばかりの保護者の方が展望台で生徒の乗った飛行機を見に来られていました。
親の愛って、本当に深くて、尽きることのない、掛け値なしの愛だなと改めて感じ入りながら、学校に戻って来ました。
1月22日(火)映画『生きる』(豪田トモ監督)上映会
この日の午後は、2年生が映画『生まれる』(豪田トモ監督)の上映会でした。藤高では、赤ちゃんが生まれるということを通して命、生と死などを考える授業を毎年実施しています。上映会はその授業の一環です。
両親の不和、虐待された経験から親になることに戸惑いを抱く夫婦、出産予定日に我が子を亡くした夫婦、子供を望んだものの授からないことを受け容れて生きる夫婦、障害を持つ子を育てる夫婦、そのような夫婦が築いた家族を通して、生きることの意味や大切さを問いかける映画でした。
藤高生が学窓を離れた後、ひとりの「人」としてどのように生きて行くのか、この授業の中からそのための何かを得られることができたらと願っています。