スクールダイアリー

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12月12日(水)晩の生徒玄関


晩の生徒玄関

 放課後になって外が暗くなったころ、生徒玄関に明かりがともります。明るい時間帯にはたくさんの生徒が下校しますが、この時間帯は2~3人でパラパラと玄関から出てきては家路につきます。

 今日も一日、たくさん学び、たくさんのことがあったんだろうなと思いながら見ていると、帰るときの生徒たちは明るい声で友人との会話に花を咲かせて下校して行きます。おうちに着いて、家族の顔を見たらどっと「疲れた~!」となるのかな…?

 そんなことを想像しながら、「さようなら」と声をかけると、「さようなら」とユニゾンであいさつを返してくれます。「明日も元気に学校に来てね」と心の中でつぶやきます。

 生徒玄関は夏の改修工事で姿が一変しました。この時間帯に外から見る、照明に照らされた生徒玄関の空間の眺めが「とってもいいな~」って、いつも思っています。写真を撮ってみましたが、実際にその場に立った方がずっと見映えがしてきれいです。 

12月10日(月)大雪 大入り かき入れ時

朝に大雪

 週明けの月曜日は朝から大雪となった旭川です。校庭の植栽も、校務員さんが積雪期前にと雪つりをしてくださったのですが、それにしてもこの松、積もった雪がとても重そうで、見ているだけで肩こりがして来そうです。

 この季節、各中学校では、受験生の皆さんが三者懇談などを通じ、高校入試の受験校を固める時期でもあります。「大」つながりで、「大入り」という言葉があります。

 これは興行でお客さんが場内にたくさん入ることを表す言葉で、先月終わった大相撲九州場所などでも使われます。私立高は興行収入で儲けるところとは違いますので、全くの場違いな言葉です。

 でも、来春の男女共学実施による学校の活性化を願う本校としては、今朝のドカ雪状態はともかくも、「藤高」あらため「藤星」で学びたいという生徒のみなさんが、男女問わず多数入学してもらえるならば、“藤ファミリー”あげて心から大歓迎です。

 ところで、「大入り」からの商売繋がりで、繁忙期を表す「かき入れ時」という言葉があります。この時期には、毎年「クリスマス商戦」などという言葉も聞かれます。「戦場」にも例えられるほどの忙しさなのですね…。

 今朝のような大雪ともなると、最近では家庭でもかなり普及して来ているロータリー式除雪機にとっては、確かに“掻き入れ時”なのかもしれません。

 でも、「掛け売り」(いわゆる“ツケ”)が一般的だった江戸時代のこと、「年末年始はかき入れ時」という場合の正しい用字は、「書き入れ時」なのだそうです。注文が入る、売上があがるで、「帳簿」に記録する量が(現代風に言うと)“半端ない”わけです。

 さて、このようなことはこの季節前後の街の風物詩として、根雪になると辺りが明るくなり、純白の校庭が現出します。まるで、校訓「謙遜 忠実 潔白」を絵に描いたような光景です。純白の雪に心洗われる思いのする、待降節第二主日の翌日を迎えた藤高の朝です。

12月6日(木)“目から鱗”の絵本寄贈

訳本

 今日は、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラウスの祝日です。今朝の旭川はまた白い雪が少しだけ積もりました。クリスマスが少しずつ近づいてきています。

 ところで、11月の終わりころにULコース3年の生徒から図書の寄贈を受けました。「王さまと海」という絵本です。写真の右上が原本「The King and The Sea」の表紙で、左下がその訳本です。

 神戸女学院大学主催の絵本翻訳コンクールにおいて、全国360校1,700余名の応募作品の中から優秀賞(第2位)に選ばれ、訳本として「形」となったものとのことでした。

 つまり寄贈者はその訳者です。学生・生徒というのは、せっせと本を読んで勉学に励むものとばかり思っていましたが、その「思い込み」を砕かれるような刺激的なプレゼントでした。

12月4日(火)全校朝礼(アドベント①)

全校朝礼

 一昨日の日曜日は、カトリック教会でいう「待降節第一主日」でした。このごろはカタカナの方が馴染みがあるかもしれません。「アドベント」、キリストの降誕を祝うクリスマスを心静かに迎えるための期間の始まりです。

 本校の全校朝礼は火曜日に行われますが、この日は生徒会執行部の手で馬小屋(プレぜピオ)とツリーが飾られたステージで、いつもと違う雰囲気の中で全校朝礼が行われました。

 入場の時、体育館の入口を通ったところで、この飾りが目に入ると、あちらこちらで生徒が「かわいい」と言っていました。待降節(第1主日)のメッセージは、「目を覚ましていなさい」です。

 イベント化されたクリスマスを楽しむ一方で、心静かに、身近な人、世界の人々に平和なクリスマスが訪れるようお祈りするひと時も持ちたいものです。

 中間試験後で、待降節の時期が来たとはいえ授業は続いています。受験勉強もいよいよ佳境のことと思います。聞けば、これから公式戦のある部活動もあるとか…。

 勉強も部活動も、ともにしっかりと目を覚ましていて、大切な時間や機会をみすみす逃さないように学校生活を送りたいものです。

12月1日(土)馬小屋の飾り

プレぜピオ

 カトリック教会では、12月2日(日)から「待降節(アドベント)」に入ります。この日はその前日です。

 生徒会執行部のみなさんと顧問の先生方に玄関ホール前に大きな馬小屋(プレゼピオ)を飾り付けていただきました。体育館ステージの飾りも整っていました。

 本校では、ここから毎週火曜日の全校朝礼でアドベント・キャンドルに灯をともして、心静かにキリストの降誕をお祝いする時期に入って行きます。

11月30日(金)後期中間試験の最終日

中間試験の教室

 中間試験も最終日です。試験開始前のちょっとした緊張感の走る教室の様子です。良きにつけ、悪しきにつけ、努力した通りの結果がでることでしょう。

 その中間試験が終わると、はや12月です。アドベント(待降節)の時期に入ります。時間の流れのはやさを感じずにはいられません。

11月26日(火)中間試の初日

臨時キーボックスとミニ・トルソー

 中間試験の初日を迎えました。試験前から職員室の生徒の出入りが制限されます。いつも使っているキー・ボックスも、試験モードに入ったようで、前の入口のドアの真正面に移設されています。

 それを見ると「もう中間試験だな~」という感慨を禁じえませんが、どうしたってキー・ボックスよりも、その左右に置かれたトルソーに目が行ってしまいます。

 本校の現行の制服のミニチュアが右側、新年度の男女共学を機に採用する「旭川藤星高校」の制服のミニチュアが左側です。これって何だかかわいらしいですね(同意を強要するものではありませんが…)。

 左側のミニチュアは、先週の水曜日に業者さんのところからやって来ました。怒涛のように駆け抜けてきた2018年も、週末からはいよいよ12月に入ります…。

11月26日(月)気温が緩んで雪どけに

正門方向

 週末は気温が下がってたくさん雪が降り積もりましたが、その後は気温が緩みました。

 今朝は通勤・通学時間帯からシャーベット状の雪です。写真は正門方向ですが、草地は白くアスファルト上はベシャベシャです。

 明日からは中間試験が始まります。お天気が生徒の登下校の味方をしてくれることを祈ります。

11月22日(木)高教研教務部会「保健体育」部会

 昨日21日(水)は、本校が事務局校を担当させていただき、「平成30年度上川管内高等学校教育研究会教務部会保健体育分科会の総会・研究協議会」が、本校の講堂・体育館を会場に開催されました。

 写真は研究協議会の実技の様子を撮ったものです。今回の実技研修は「合気道」です。「いざという時の合気道~護身術とコミュニケーションの視点を踏まえて~」というテーマで行われました。

 2時間足らずの研修の中で、合気道の“エッセンス”を伝える指導者にも、それを吸収する体育の先生方の身体能力の高さにも、とても感嘆しました。

 合気道の先生の指導力や体育の先生の身体能力を「ほめる」のは失礼なことですが、それよりも印象深かったのは、指導者と参加者、そして参加者同士のコミュニケーションが非常に滑らかだったことです。

 武術ですので安全に気を配って真剣にやっていらしたと思いますが、どのように形容したらよいのか、とにかく会場がとても「楽しげ」な雰囲気で盛り上がっていました。

 人とコミュニケーションを取りながら運動することの楽しさ、共に楽しく運動することで親しみが増す人間関係が、自ずと現れていたのではないかと思います。

 今回の講師は、本校の授業でもお世話になっている合気道旭川道場の多田昌弘先生、多田由香先生にお願いしました。

 本校の1・2年生の体育の授業では「合気道」の時間を組み込んでおり、毎年秋ごろに両先生のご指導を受けて実施しています。

11月21日(水)1年生の進路ガイダンス

1年進路ガイダンス

 昨日20日(火)の午後は、本校体育館で1年生の進路ガイダンスが行われました。大学などからスタッフにお出でいただき、写真のような“アイランド”がたくさんでき、生徒は興味関心のある所に行って少人数でそのプレゼンテーションを聴きます。

 時間が区切られていて、1つだけではなく複数の大学r等の情報を得ることが出来ます。このように興味関心のある進学先の話を早い段階で直接聴くことによって、生徒の学習に対するモチベーションが高まることに期待したいところです。


 今朝の旭川は、道路の所々に雪が薄っすらと白く積もった状態でした。いよいよ冬の到来です。人も車も、交通安全には十分に気を付けたいものです。

11月20日(火)藤の樹の「復活」を願って

藤棚完成

 今月5日(月)から始まった校門入って左側の藤棚の工事と藤の剪定が昨日で終わりました。長年の雪害を受けて来た古い藤棚は撤去され、後方に新たな藤棚として木製のパーゴラが新設されました。

 藤の樹は強剪定が行われて、残った幹には冬越しのために「むしろ」が被せられました。剪定直後には藤がなくなるのかと心配する声もあったほどですが、この強烈な剪定は若返りと新たな藤棚に枝を誘引するために行われました。2~3年ほどは花つきがあまり期待できないとのことです。

 当然のことですが、これだけ伐られても根と幹は元のままです。来春からのこの藤の「復活」を願うとともに、移管・共学後の学校もしなり強い丈夫な枝を伸ばして葉をつけ、新たな美しい花を咲かせてくれるようにと願っています。


 本日は無事に終えることのできた修学旅行の休養日もあけて、全学年、全コースが揃って全校朝礼が行われました。そして、畳みかけるように、中間試験1週間前です。

11月19日(月)1年UL親子会~NZ留学に向けて~

1年UL親子会

 先週末の17日(土)は、1年ULコースの「親子会」でした。本校のULコースでは、2019年1月23日(水)出発予定で、全員がニュージーランドでの3カ月間の留学に行ってきます。

 そのためのガイダンスが、このように保護者と生徒が同席して、定期的に行われています。このような入念な準備や事前学習の場を生徒だけではなく、保護者とも共有することは、留学の成功、成果にとても大きな好影響を与えています。

 また、高校生くらいの子とその親とが、NZ留学という大きなチャレンジに向けて、長期間にわたって話題を共有してコミュニケーションを深めて行けること自体にも、大きな意義があるように感じられ、またとても幸せなことのように思われました。

11月16日(金)クサベラ館のこと


クサベラ館ドウダンツツジ

 今週の火曜日は、月に一度16:00から始まるクサベラ館でのミサの日でした。翌朝に初雪が降った前の晩です。市内の教会の方、同窓生、在校生など20名近くが集まってのミサでした。

 来月のことになりますが、12月11日(火)のミサの中では、洗礼志願者の洗礼式が行われるとの告知がありました。

 お見送りに玄関に出てみると、もうだいたい終わったと思っていた紅葉の名残で、ドウダンツツジの植え込みが玄関の照明を浴びて、紅から黄色の美しいグラデーションを楽しませてくれました。

 クサベラ館は、1998(平成10)年に落成しました。鐘楼や聖堂を備え、1階には創立者Sr.クサベラ・レーメゆかりの品々が展示されています。また、食堂、研修室、宿泊室などを備えています。

 生徒のセミナーハウスとして、学習や部活動のための合宿、和室を活用した文化部の活動の場などとして、また同窓生の茶話会やサークル活動の場となる同窓会会館として活用されています。

 とても、きれいで明るく、ゆったりと落ち着いた気分になれる“藤高の癒しスポット”だと思います。


 11月16日(金)の『道新ななかまど』の連載コーナー「みんなの放課後 vol.64」に本校バスケットボール部の活動が紹介されました。

 集合写真の部員の笑顔がとても素敵に撮れていました。活き活きと頑張っている人は、それが顔に現れるものだと常々感じさせられます。 

 

11月15日(木)3年生が救急救命講習を受講

救急救命講習

 この日は、旭川北消防署より8名のスタッフにお出でいただき、救急救命講習が開催されました。参加したのは、あと数カ月で卒業となる3年生です。

 クループに分かれ、「人形」を使って、心臓マッサージや人工呼吸、AEDの使い方などの説明を受けて、実際に順番にやってみていました。

 最近は、AEDの置かれている場所が増えていますし、9月の胆振東部地震などで災害救助などに対する関心も高まっています。

 卒業後、いつかどこかで何らかの必要に迫られたときに、この時間の経験が多少なりとも活かされて人命救助に繋がってくれたらと思いました。

11月14日(水)ULコース2年の研修旅行

初雪舞う旭川空港

 この日は、2年の修学旅行・研修旅行のうち、最後の出発となるULコースの研修旅行の出発日です。ULコースは、1年生の終わりに3カ月のニュージーランド短期留学に全員参加するので、修学旅行ではなく、東京への2泊3日の研修旅行となります。

 今朝はお天気もぱっとせず、8:10から簡単に出発式をしましたが、ちょうどそのころ「あっ、見て。雪だ。」と誰がが言い、窓の外を見るとわずかに小雪がちらついていました。今年最初の雪を見てからの出発となりました。

 赤道を超えて3カ月を過ごしてきた「つわもの」女子ですので、しっかりやってくれるものと信じていますが、とにかく気を付けて楽しく元気に過ごして帰って来て欲しいと願っています。

 

11月13日(火)「グループホーム花」訪問

グループホーム花

 この日の午後は、毎年お世話になっている「グループホーム花」さんに、進学コースの生徒が2回目の訪問をしました。前日に1クラス、この日に1クラスと少人数で訪問し、入居されている方々と自分たちで企画した交流会をして来ました。

 介護などの福祉の現場を訪問させていただいて、実際を見聞きし、感じ、考えて来る、1度ならず2度も訪問させていただくということは、生徒にとって、またとない本物の学習の機会なのではないかと思います。

 施設長様からは、「今年の生徒さんは例年に増して明るく元気ですね。入居者もスタッフも元気を分けていただいて嬉しかったです」というような、かえってこちらの方が嬉しくなるような、心温まるコメントをいただきました。

11月12日(月)3年生体育の授業で創作ダンスの発表会

3年体育創作ダンス発表会

 この日は、午前中に進学コース2年生を乗せた修学旅行のバスが学校から出発するのを見送りました。少しだけ冷たい雨が降っていましたが、関西との寒暖差に気を付けて楽しく過ごして来て欲しいです。

 校舎に入ったら、3年生が体育の授業でクラスごとに創作ダンスの発表会をしていました。3年生にとっては、卒業に向けて授業も着々と集大成に入っているってことなんですね…。

 体育館のギャラリーには先生方が5人ばかりいて、生徒の創作と練習の成果を見に来られていました。仕事の時間を割いて来てくれるなんて、学芸会のときの父さんやお母さんのようにやさしいなと思いました。

11月9日(金) 修学旅行・研修旅行祈りの集い

修学旅行祈りの集い祭壇

 今日の1時間目は、2年生の学年集会でした。「修学旅行・研修旅行祈りの集い」が本校講堂で行われました。みんなで心を合わせ、旅行が楽しく安全なものになるようにとお祈りしました。

 明後日からそれぞれのコースごとに旅行先に出発することとなります。学校の方は学年が1つ抜けて活気がなくなりますが、2年生には楽しく元気に過ごして来て欲しいと思います。

 最初で最後の高校の修学旅行・研修旅行、そして人生最後の修学旅行・研修旅行が様々な面において実り多いものとなりますように…。

11月7日(木) 放課後の自習室

放課後の自習室

 生徒完全下校の時刻のチャイムが鳴ったとき、自習室前を通りかかったら、自学自習に打ち込む生徒の姿が入口の窓から見えました。

 立冬を迎え、日没もずいぶん早くなりました。「勉学の秋」とはよく聞く言葉ですが、ここからは“勉学の冬”ということでしょうか。

 時には頑張りすぎて力尽きることがあっても、春に向けてコツコツと自らの進路の夢を実現すべく、最後までがんばってほしいです。

11月6日(火)藤棚の工事はじまる

藤棚工事

 連休が明けた昨日5日(月)から、藤棚の工事が始まりました。校門から入って左側に続く藤ですが、かなりの年数が経っていて、積雪の重みで年々大変な状態になって来ていました。

 今回、お向かいの藤幼稚園の園庭整備事業の一環として、積雪に耐える藤棚が新しく造られることになりました。新しい藤棚は、通路から見て奥側に造られます。

 藤はかなりの太さがあり、大蛇のように伸びています。これを剪定して新たな藤棚に誘引する、かなり大掛かりな作業を要するとのことです。

 樹にかなりの負担がかかるということで、具体的にどうなるかはやってみないと分からないようですが、工事後2~3年後は花つきが悪くなるとのことでした。

 それでも、移管・共学という大きな節目の年に大掛かりな整備がなされることで、この先もずっと私たちがめでることが出来ますようにと願いながら作業の進むさまを眺めています。


 先週末に全道高校バスケットボール選手権大会が釧路市で行われました。戦績は、1回戦:73‐65(東海大札)、2回戦:64ー56(北星女子)、3回戦:51‐75(札幌東商…優勝)とのことで、全道ベスト8という結果になりました。